救急救命士と救急隊員の違い|救急車に乗る人の資格
情報の確認日:2026-10-05
救急車で駆けつける人はみんな「救急隊員」ですが、その中に国家資格を持つ「救急救命士」がいます。救急救命士は、医師の指示のもとで点滴や気道確保などの高度な処置(救急救命処置)を行えるのが大きなちがいです。
ざっくり言うと
救急隊員
消防の救急隊として出動し、応急処置と病院への搬送を行う消防職員。
救急救命士
国家資格。医師の指示を受けて、点滴や器具を使った気道確保などの救急救命処置ができる。
救急救命士・救急隊員の違いを表で比べる
| 救急救命士 | 救急隊員 | |
|---|---|---|
| 資格 | 消防職員として採用され、救急隊員に必要な講習を修了 | 救急救命士国家試験に合格(厚生労働大臣の免許) |
| できる処置 | 止血・固定・心肺蘇生・AEDなどの応急処置 | 応急処置に加え、医師の指示のもとで静脈路確保と輸液、器具を使った気道確保など(一部は追加の講習・認定が必要) |
| 主な職場 | 消防署(救急隊) | 消防署(救急隊)のほか、病院の救急外来などでも働く |
| なり方 | 消防官採用試験に合格し、消防学校・救急の講習を経て配属 | 養成校を卒業して国家試験に合格、または救急隊員として経験を積み養成課程を経て受験 |
| 根拠の法律 | 消防法など | 救急救命士法 |
救急救命士の多くは消防官
救急救命士として救急車に乗るには、ふつう消防官として採用される必要があります。消防官になってから養成課程で資格を取る人と、資格を取ってから消防官採用試験を受ける人がいます。
2021年の法改正で、救急救命士は病院に着いてから入院するまでの間(救急外来など)でも救急救命処置ができるようになり、病院で働く救急救命士も増えています。
こんなとき、どっちの仕事?
| こんなとき | 相談・担当する人 |
|---|---|
| 救急車で患者さんを病院へ運ぶ | 救急隊員(救急救命士を含む) |
| 心肺停止の人に医師の指示で点滴をする | 救急救命士 |
まとめ
救急隊員は救急車で出動する消防職員全体、救急救命士はその中で高度な救急救命処置ができる国家資格を持つ人です。
それぞれの仕事をくわしく
出典・公式サイト
制度・試験の内容は改正されることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。年によって変わる合格率・人数などの数字は掲載していません。