理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の違い|リハビリの3つの専門職
情報の確認日:2026-10-05
病院のリハビリで出会う3つの国家資格。どれも「回復を手伝う」仕事ですが、得意な分野がちがいます。ざっくり言うと、理学療法士は「体を動かす力」、作業療法士は「生活する力」、言語聴覚士は「話す・食べる力」の専門家です。
ざっくり言うと
理学療法士(PT)
起きる・立つ・歩くなど、基本的な動作の回復を運動や物理療法で支える。
作業療法士(OT)
食事・着替え・家事・仕事など、生活の動作と心の回復を支える。
言語聴覚士(ST)
話す・聞く・食べる・飲み込むことに困難がある人を支える。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の違いを表で比べる
| 理学療法士 | 作業療法士 | 言語聴覚士 | |
|---|---|---|---|
| 得意な分野 | 基本的な動作(寝返り・起き上がり・立つ・歩く) | 応用的な動作(食事・着替え・入浴・家事・仕事)、心のケア | ことば・聞こえ・声、食べ物の飲み込み(嚥下) |
| リハビリの例 | 筋力トレーニング、歩行練習、温熱や電気を使った治療 | 料理や手工芸などの作業、福祉用具の選び方、職場復帰の練習 | 発音の練習、ことばの理解の訓練、飲み込みの評価と訓練 |
| 精神科での仕事 | あまり多くない | 多い(作業を通して心の回復を支える) | 一部 |
| なり方 | 養成校(3年以上)を卒業し国家試験に合格 | 養成校(3年以上)を卒業し国家試験に合格 | 養成校(3年以上など)を卒業し国家試験に合格 |
| 根拠の法律 | 理学療法士及び作業療法士法 | 理学療法士及び作業療法士法 | 言語聴覚士法 |
脳卒中のあとのリハビリで考えると
脳卒中で体の片側が動かしにくくなった人の場合、理学療法士は立つ・歩く練習を、作業療法士は箸を使う・服を着るなど生活の練習を、言語聴覚士はことばが出にくい・飲み込みにくいといった症状の訓練を担当し、3職種がチームで関わります。
子どもの分野でも活躍
発達に課題のある子どもの支援でも3職種は活躍します。体の動き(PT)、遊びや学習・生活の動作(OT)、ことばの発達(ST)と、それぞれの視点で関わります。
こんなとき、どっちの仕事?
| こんなとき | 相談・担当する人 |
|---|---|
| 骨折のあと、また歩けるようになりたい | 理学療法士 |
| 手術のあと、自分で料理や着替えができるようになりたい | 作業療法士 |
| ことばが出にくい・むせやすい | 言語聴覚士 |
まとめ
歩くなど体の基本の動きはPT、生活の動作と心はOT、ことばと飲み込みはST。患者さんには3職種がチームで関わることが多い仕事です。
それぞれの仕事をくわしく
出典・公式サイト
制度・試験の内容は改正されることがあります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。年によって変わる合格率・人数などの数字は掲載していません。